歌
誰にも理解されなくていい
誰にも好かれなくてもいい
一人で居ることも慣れたし
酔い潰れて吐く日があってもいい
みんなと仲良くできないし
変わり者扱いも慣れたし
集団行動できないし
愛想笑いだけは得意だけど
私は私のままでいたい
生きてる生きてる生きていたい
それを歌にしてるだけ
嫌いなら捨てて
好きなら見ててよ
眠れない夜があってもいい
泣き叫びたい時もあるし
強くなんかならなくていい
逃げたい時はすぐ逃げろよ
生きるより大事なことが
あるわけないって教えてあげる
傷つける奴ら全員を
置いてけぼりにして 私と歌おう
あなたはあなたでいてほしい
生きてよ生きてよ生きていてよ
誰に踊らされる事なく
あなたのままで 生きていてよ
もし辛いなら 私に言いなよ
それほど沢山 背負ってないから
あなたのために 私のために
生きるために 歌を歌おう
美しい命
張り紙ばかりの黄色いコインランドリー
言葉が通じないコンビニエンス
ギリギリ生きてるガリガリの女の子
今日も誰か叫んでるな
路地裏に捨ててある血のついた鞄
何科だかわからないなんとか病院で
みんな今日も命繋いでる
朝なのか夕方なのか
寒いのか暑いのかもう
わからないこの街の
この部屋で私は
生きていた 確かに生きていた
美しい命が 煌めくこの街で
悲しみや痛みを金に変えるだけ
汚いことばかりじゃ救われないから
逃げてみてはまた戻ってくる
私の居場所は
ここにしかないんじゃないかって
わからないこの街の
この部屋で私は
生きていた 確かに生きていた
美しい命が 蠢くこの街で
私達を天使だと言う人が
たまにいるけど
ちがうちがうちがうちがう
私達は人間だよ
言ってる意味わかりますか?
悲しいこの街の
この部屋で私は
生きていた 確かに生きていた
美しい命が 煌めくこの街で
深海
想像できるか?お前に
私の居た深海の話でも
してやろうか
並大抵の事なんて擦り傷程度の
痛みしか感じないこの肌
裸になろうとも
さらけ出そうとも
悲痛な叫びは 届かない
痛くない傷なんていらない
どうせならもっと痛いのくれよ
心を揺さぶる生き様を
見せつけて 私を殺せよ
想像できるか、お前に
私の受けた拷問の話でも
してやろうか
涙なんかとっくの昔に枯れて
光なんか届かないこの暗闇
素直になろうとも
笑い飛ばそうとも
悲痛な思いは 消えない
痛くない傷なんていらない
どうせならもっと痛いのくれよ
心を揺さぶる生き様を
見せつけて 私を殺せよ
記憶
目を瞑って曖昧な
記憶を一つ一つたどる
忘れてしまわぬように
傷跡にしたい
霞んで色褪せても
綺麗なままでいたい
溢れそうな言葉を殺してでも
約束してた事もし忘れるくらいに
何も聞かずに笑い飛ばして
私の手を繋いで
あの日泣き叫ぶあなたを
私はひたすら抱きしめて
心に誓いました
忘れるその日まで
寒くて震える日も
綺麗に笑っていたい
記憶力の良さを呪ってでも
声にならない感情の海に溺れても
何も知らずに眠りつく日も
私の目を塞いで
約束してた事もし忘れるくらいに
何も聞かずに笑い飛ばして
私の手を繋いで